院長コラム

2019.12.11

インフルエンザ

師走に入り寒い日が続いています。
気温の低下とともにインフルエンザの方が少しずつ増えてきています。38℃から39℃と比較的高熱が出ますが、風邪症状の咳や鼻水は必ずしもはっきりしないこともあります。熱だけの場合もあります。頭痛や全身倦怠感は強いことが多い様です。鼻汁を検体に迅速キットで検査を行えば5分以内にはインフルエンザに罹患しているかどうかはっきりします。
当院では目視でなく器械読み取りを行っています。
今検出されるのはほとんどインフルエンザA型です。治療は発症後48時間以内に大人であれば、タミフルの内服かリレンザの吸入を行っていただきます。子供ならイナビルの吸入です。吸入ができないならタミフルのドライシロップになります。必ずしも抗インフルエンザ薬が必要というわけではありませんが、つらい症状を1日~1日半くらい短縮してくれていると考えられます。

周囲の人にインフルエンザ感染を拡大させないためには、早めに受診いただいて迅速キットで検査を受けていただくことが望ましいと思います。そして隔離のために5日間の自宅安静を守っていただくことが必要です。早めの受診をお願いいたします。

年末は12月28日(土)まで、年始は1月6日(月)から平常通り診療を行います。ご理解のほどお願いいたします。