院長コラム

2017.02.20

インフルエンザA減少

2月も残り1週間ほどとなりました。
前半は寒い日が続き、1月の後半からインフルエンザA型の大流行が起こりました。昨年と比べても罹患数は多いようです。
A型はやっと収束してきていますが、B型はまだ感染が拡がっていないようです。昨年は2月の後半になってA,Bとも混合して急速に増加しました。
今年もそろそろB型に罹患される方が増えてくるかもしれません。
例年、咳で始まり発熱してくるのが典型的ですが、必ずしも咳はなく鼻水もなく発熱だけの場合や腹痛を伴っているようなこともあります。
多彩な症状を持つ患者さんが徐々に増加しきているようです。
発熱がはっきりしないこともありますが、悪寒や全身倦怠感が強く迅速キットで陽性と反応が出ます。
治療をしなければやがて発熱してくる症例であると考えています。早く診断がついてラッキーなことだと(かかったことはアンラッキーですが)思います。
インフルエンザA型にかかってしまった人もまだまだ感染予防でうがいと手洗い、予防のマスクは心がけてください。B型インフルエンザの感染予防対策です。
両方にかかることは何としても避けましょう。
今週からスギ花粉の飛散が始まると思われます。今日から手持ちの薬を飲み始めましょう。
点眼薬、点鼻薬も予防的に使用してください。こちらもマスクと眼鏡で予防が必要です。
昨年の3倍と予報されています。まだ薬をもらっていない人、昨年の残りがない人は急いで受診してください。