院長コラム

2016.01.20

インフルエンザ流行期

皆様、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
1月も第3週目に入り厳しい寒さが訪れたのと同時に、ようやくインフルエンザの方が検出されるようになってきました。例年に比べ随分遅い印象です。これまで三が日のように暖かい日が続いていたため広がらなかったのでしょうか。今週はすでに枚方市内で学級閉鎖の学校も出ています。症状は咳、鼻水、倦怠感と発熱です。熱は上がりっぱなしではなく、上がり下がりすることも珍しくありません。一時的に熱が下がったからといって安心しないで、倦怠感などがあれば一度インフルエンザ迅速キットで検査を受けることをお勧めします。症状や全身の状態によっては必ずしもタミフルなどの抗ウイルス剤が必要というわけではありません。従って一律に抗インフルエンザ薬を処方することはありません。ただし、インフルエンザに罹患したかどうかの事実が必要で、流行をさせないことが重要です。流行の拡大を防ぐためには、マスクとこまめな手洗いが欠かせません。免疫力の低下を防ぐためには、充分な睡眠と栄養です。罹った方は、他の方にうつさないために医師の指示どおり自宅での安静の日数を守ることです。よろしくお願い致します。