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チュービングQ&A

どんな場合にチューブを挿入するのですか?
鼓膜へのチューブ挿入は滲出性中耳炎の耳に対して行います。また鼓膜の向こう側の空間である鼓室の中に水がたまっていなくても、鼓膜の変形(陥凹)が強い場合にはチューブを挿入します。
滲出性中耳炎を放置する事により真珠腫性中耳炎や癒着性中耳炎に進展する事があります。
それを防ぐために鼓膜チューブにより鼓室に水のたまらない状態や鼓膜の変形が戻った状態を作ります。
また乳幼児で急性中耳炎を反復する場合も適応になります。度々の鼓膜切開や長期に渡る抗生物質の服用を避けることができます。
どのくらいの期間チューブを入れているのですか?
人によりますが、滲出性中耳炎のお子様の場合おおよそ1年半から2年くらい留置したままになります。
反復する急性中耳炎の場合は、2歳の冬を越してからになります。
1年以上経ってチューブが自然に取れてくることがあります。その場合は鼓膜の穴が閉じてまた水がたまってこないかしばらく経過をみることになります。その 後たまってこなければその耳は滲出性中耳炎が治ったことになります。
いくら経ってもチューブに変化がない場合はある時期に鼓膜チューブを抜くことになります。
副作用は、ないのですか?
鼓膜チューブ挿入の適応になる患者さんの場合、放っておくほうが後に不利益になることが多いと予想されるから手術が勧められます。
鼓室という鼓膜の向こう側の部屋の状態が完全に改善していない場合や、耳管機能がまだ改善していない場合は、チューブが抜けた後も鼓膜に穴が残ることがあります。それはまだ換気という十分な空気の入れ替えが必要なために閉鎖しません。時期が来れば自然に閉鎖していきます。
それでも閉鎖しない場合は簡単にできる穿孔閉鎖手術も行っています。
手術は、どのように行うのですか?また痛くありませんか?
乳幼児と大人の場合は特殊な鼓膜麻酔液を使用し、小児の場合はイオン麻酔を行います。麻酔の時間は約10~15分間です。ほとんど痛みはありませんが、音は聞こえますので恐怖心から乳幼児は泣き出すこともあります。麻酔後、OtoLAMという炭酸ガスレーザーで穴をあけます。
あとはその穴にシリコンでできたチューブを入れるだけです。
手術自体は3~5分で終わります。
本当に日帰りで帰れるのですか?
上にも述べましたように、OtoLAMという炭酸ガスレーザーを使用しますのでほぼ全年齢で局所麻酔日帰りで可能です。
ただ極端に外耳道が狭い場合や曲がっている場合、親御さんとだっこで座ることすらできないような場合は全身麻酔が必要になります。
チューブを入れたらもう通わなくてもいいのですか?
挿入後、月日がたつとチューブの周りにゴミがついて抜けやすくなりますのでその管理のために原則1か月に1回通院してもらっています。遠方の患者さんの場合近所の先生にそれを行っていただければ結構です。
チューブを入れたまま水泳ができますか?
スイミングスクールまではお勧めできませんが、学校・幼稚園・保育園などの普通の水泳の授業は受けていただけます。ただできるだけ潜水(水面下50㎝以上が目安)は控えていただくようお願いしています。飛び込みは原則禁止です。