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チュービング
チュービングについて
チュービングとは?
鼓膜に小さな穴をあけ、 シリコンのチューブをその穴に入れておくことで、中耳内の換気を良くして、液がたまらないようにする手術です。滲出性中耳炎の治療のために行いますが、当院では0~2歳前後の急性中耳炎を反復する乳幼児にも行っています。※病院では乳幼児のチュービングは入院の上全身麻酔でやっていますが、 当院では局所麻酔日帰りです。遠方からも可能です。
局所麻酔日帰り手術のメリット

チュービング治療
中耳炎が原因で熱発を繰り返す場合に、チューブを挿入します。※当院では0~2歳児の反復性中耳炎に対するチュービングに力を注いでいます。 これにより予期しない熱発を回避することができます。

滲出性中耳炎の保存的治療で改善が認められない(長く通院しても良くならない)場合は、鼓膜に小さな穴を開けチューブを留置します。 小学生になっても自覚症状として現れないことがあります。 小児に多く見られる耳の病気で、鼓膜の奥(中耳)に液体がたまった状態をいいます。
この液体は耳の穴から入ってくものではなく、中耳の炎症によってしみ出てきたものです。 多くの場合、急性中耳炎に引き続いて滲出性中耳炎が続くのですが、特にきっかけがあきらかではない場合もあります。このような場合でも、急性中耳炎を過去に起こしていることが多いため、過去に起きた炎症が中耳内に残って、滲出性中耳炎になるものと考えられます。
8~10歳頃までかかることも多く、根気よく継続してかかることが大切です。
チューブ挿入により聴力が改善し、通院回数も減らすことができます。口蓋裂があったり、ダウン症のお子様ではさらに長くかかります。決して回数を多く通院したから早く治るのではなく、完治まで根気よく待つことが大切です。
※滲出性中耳炎は、成人にも、症状がでることがあります。
チューブを入れるタイミング
難治性の滲出性中耳炎などの場合、滲出液が溜まる状態が続くと、 鼓膜の菲薄化や脆弱化、中耳内粘膜の浮腫状肥厚化、耳小骨の変形、 硬化、中耳の奥に広がる乳突蜂巣の発育抑制が起こりやすくなります。※以下のような問題が生じる恐れがでてきた際にチューブ挿入を考慮します。
| 難聴の持続 | 言語発達の遅れ、集中力低下、情緒発達への悪影響 |
|---|---|
| 中耳炎の増悪の恐れのある時 | 癒着性中耳炎への進行の恐れ 真珠腫性中耳炎発生の恐れ |
| 滲出性中耳炎の急性反復化 | 風邪をひく度に、発熱や痛みを伴う 急性中耳炎になる。 |
| 中耳炎慢性化の悪循環 | 中耳粘膜の肥厚と不良肉芽化 細菌感染の除菌不良、コレステリン肉芽腫の発生 |
適応

難治性の滲出性中耳炎で鼓膜切開を繰返してもすぐに 再発する方に適応します。長期留置をオススメ致します。
アレルギー性鼻炎、耳管機能、副鼻腔炎などの中耳炎が遷延化する 種々の要因が軽快する年令を総合的に判断して留置期間を決めます。
毎月のように急性中耳炎をおこし、発熱を繰り返し、抗生物質を飲んでもなかなか治らないような場合、チューブを入れて風邪をひいても中耳炎になりにくくします。またもし中耳炎になっても熱がでないようにします。
治療方法
当院では鼓膜切開に準じて、鼓膜麻酔という局所麻酔にて治療を行ないます。鼓膜切開の後、チューブを挿入します。当院では、鼓膜切開にOtoLAMという炭酸ガスレーザーを使用するのでチューブ挿入が容易でほぼ全年齢で日帰り手術が可能です。
費用は片耳でチューブも含めて保険適応で、約9,000円です。乳幼児・小児では公費の対象となっています。

術後の注意点・治療方法について
①当日は、滲出性中耳炎に対する鼓膜切開時の注意に準じます。②顔が充血するような熱いお風呂、洗髪、激しい運動は控えて下さい。
③1週間後とあとは1か月ごとの通院が目安です。
④チューブ周囲への痂皮の付着や自然脱落、鼓膜の穿孔拡大に対する経過観察は必要となります。



